東京都印刷工業組合 城南支部
鈴川 光哉
日頃みなさまには、支部活動ならびに印刷業界に深いご理解とご指導を賜り、誠にありがとうございます。
一昨年の暮れ3年3ヵ月ぶりに政権が交代し、安倍晋三首相が進める経済政策「アベノミクス」によって、株価や大手企業のベースアップなどの経済指標は改善してきた様ですが、我々中小の印刷会社にとっての景気回復は、まだまだ実感出来ていない状況です。
今後、政府は消費税率の引き上げに伴い、景気の腰折れを防ぐために5兆円規模の経済対策を実施するそうですが、城南支部の印刷会社もぜひともこの流れにのって、今年度こそ飛躍の年にしたいものです。
そこで私たちの城南支部について簡単にご紹介させて頂き、多くの方々にご利用を願えればと思います。「東京」の一番南に位置する城南支部は、品川・大田の2区の印刷会社が集まり、昭和26年に発足し現在62年目を迎えました。創立当初は8つの地区会があり、その後JSロータリー会と青年部会が加わり支部の活動を支えて来ました。現在は、品川区会31社と大田区会23社の2つの区会(計54社)、若さあふれる青年部会(27社)と賛助会員(20社)で精力的に活動をしています。組合活動は支部員同士の交流を基軸とし、各種研修会や技術交流会、懇親会、ボランティア活動など数多くの活動を行っています。
芸術の秋には「大森寄席」と称し、古今亭菊六さんの落語を聴いて日本の伝統文化を楽しみます。10月はスポーツの秋として「ゴルフコンペ」や「ボウリング大会」を開催し腕を競います。また2月には研修会として、青年部との合同で「社長学」等の研修や勉強会を行います。22年度からは、支部員同士の「紙のバザー」や「地元の学校への用紙の寄付」、そして印刷組合「石巻支部」への支援活動を毎年行っています。また平成23年11月には大田区と共同で、東松島市の被災された方々へのボランティア活動を行いました。
これらの被災地応援活動を通じて、我々支部員の間に新たな友情と信頼が生まれ、未来に向けての組合活動に更なる可能性と絆を生み出しました。
京浜工業地帯の一角に位置する城南支部は、国際化が進む羽田空港と沿岸部には港湾があります。これらの立地を活かし、東京の印刷産業の一翼として、これからも地域社会と共に発展して行きたいと思っています。
26年4月吉日
東京都印刷工業組合 城南支部
第19代支部長 飯倉 千春